— 創立80週年を迎えて —
「信仰の導き手であり、またその完成者である
イエス・キリストを仰ぎ見つつ、走ろうではないか」ヘブル12章2節
牧師 加藤郁生
明石人丸教会は、山陽地域の宣教の要として用いられてまいりました。ウエブスター・スミス師のお働きから始まり、萩尾保先生、道城重太郎先生、金井由信先生、宮崎徹先生、斎藤亘先生、そしてその他多くの教職の先生方の祈りとご指導のもとに、教会員の皆様がたゆみなく宣教につとめられた結果、今日あることを覚えております。そのような教会が、さらに主の祝福のうちに救霊のスピリットをもって前進することを心から願ってやみません。
そのために大切に覚えていますことを以下の通り申し述べさせていただきます。
- 第一に、わたしたちの主イエス・キリストを救い主として信じる信仰にかたくたつ。
- わたしたちは、みな等しく罪人でしたが、イエス・キリストの贖いを信じる信仰によって救われ、永遠の命をいただき、神の子となりました。この信仰こそが教会の土台です。わたしたちはこの救いをしっかりと確信して共に歩みましょう。
- 第二に、神の家族として共に愛しあう。
- 教会は、キリストに贖われた者同士が愛しあう愛の共同体です。互いが尊重しあい、支えあい、包みあって進んでいかなければなりません。わたしたちがそのように神の家族として歩むならば、神さまはわたしたちの教会に、大切な魂を必ずや託してくださいます。
- 第三に、みことばに祈り励む。
- 教会がみことばと祈りを第一にしていくならば、必ず祝福されます。集会でみことばが開かれ、祈られ、個人の生活にもそれが浸透していきますと、教会は生き生きとして、力があふれてきます。
- 第四に、宣教のヴィジョンを持つ。
- 幻のない民は滅びるとありますように、宣教の大いなるヴィジョンをもって進むことが大切です。教会に集い、喜んで主を礼拝する人々の姿を心に描いて、共に労する者とさせていただきましょう。
(2013年、教会創立80週年記念誌の巻頭言として書かれた記事を転載)